釣った魚をスーパーに持ち込んで捌いてもらう!たまには自宅で料理も楽しい♡


「釣った魚は、釣り場近くの飲食店で食べて帰る」が基本スタンスの私ですが、たまには自宅で料理するのもいいな〜という気分になるときがあります。

また、家族や友達に釣った魚を食べてもらいたいと思うと、自宅の方が都合のいいときもありますよね。

でも、自分で一から丸魚を捌くのは自信がない…。

だったら、プロの手を借りてはいかがでしょう?
実はスーパーや魚屋さんなどで「持ち込みの魚を捌くサービス」を提供されているお店は意外と多いんです。

今回は友人の家がある中目黒でスーパーや魚屋さんに電話してみましたが、なんと4軒中2軒が持ち込みOKという結果。

せっかくなので捌くのが難しそうな「タチウオ」を釣って持ち込んでみました。

釣り初心者歓迎「打木屋」@元町中華街


今回お邪魔したのは、元町中華街駅から徒歩5分にある釣り船「打木屋(うちきや)」さん。

以前、小学生のお子さんとアジ釣りでお邪魔しましたが、初心者・お子さん・女性にとっても優しい船です。


竿など専門的な道具はもちろん、長靴やカッパのレンタルもあって、とにかく手軽。
アジであればお昼集合の便もあり、早起きしなくていいのも魅力です。
(今回狙うタチウオは早起きが必要。AM6:30にお店集合でした。)

さらに女性・お子さんは嬉しい割引が。
通常タチウオ便は6,500円ですが、女性と中学生以下のお子さんは4,500円になります。


お店に着いたら受付・支払いを済ませ、竿などをレンタルし、裏口から出てすぐの船に乗り込みます。


お客さんが揃ったら船が出港。
元町中華街駅からわずか5分で、こんな非日常体験が味わえます。

親切なレクチャー&サポート

この日の釣りスポットまでは片道20分強。
流れる景色を見ていると、船のスタッフさんが来てレクチャーをしてくれました。


まずはエサの付け方。
今回はコノシロ(コハダが大きくなったもの)の切り身を使います。
針で縫うように3回刺し、なるべくまっすぐ付けるのが重要とのこと。


私の隣の女性客も初めてのようで、付け方からレクチャーしてもらっていました。


釣りスポットに着き船が停まったら、続けて釣り方のレクチャーです。
船長が指示してくれる水深まで針(エサ)を落としたら、竿を上下に動かしながら少しずつ糸を巻き上げて行きます。

途中でタチウオが食い付いてくると、竿に重みを感じるそう。
でも一気にガブリと針に噛み付いては来ず、コノシロの先っぽから少しずつハムハムしてくるそうで、最初に重みを感じてから少し待って、針まで到達したであろうときに「エイヤッ」と竿を上に振り上げて引っ掛けるのがポイント。

横浜の景色を海から見ながら。陸から近いけど魚はたくさんいる。

釣り方を理解したら、さっそくスタートです。

私が持ってきたのは手が汚れないためのW手袋(100均)・ウェットティッシュ・保冷バッグのみ。

針を水深40mほどに落とし、竿を上下に動かしながら糸を巻き巻き。
15mほど巻き上げたら、また40mまで落とす…を繰り返します。

開始15分ほど。
竿に異変が起きず、「もしかして重くなってるのに私が気付けていないのでは…?」と自分を疑いだしたとき、ふいに一瞬ズシッと竿が重くなりました。

「これはもしや?」とスタッフさんを見ると、「いまタチウオがかじりましたね。そのまま同じ動きを繰り返して。」とアドバイス。


言われた通りそれまでと同じ動きを続けていると、まだズシッと重みが。
その重みを感じる間隔がどんどん短くなっていき、「今だ!竿を上げて」というスタッフさんの声で竿をエイヤッと持ち上げると、竿がぐいーんと海の方へ引き込まれます。

「重い!」
しなる竿を抱えて、糸を必死に、でも丁寧に巻いていきます。

そうして釣り上げたのが


こちらのタチウオ。
鏡のようにツルリと銀色に輝く身体が美しいです。

写真ではわかりにくいですが、太陽にかざすと背びれがキラキラ輝いて本当に綺麗。
まるでドラゴンのような、神様の使いのような。

写真映えするし、大きくて釣りごたえも◎。
初心者さんでも釣れやすく、しかも味も良いのだから、タチウオはかなりオススメのターゲットです。

船の真ん中に小さな男の子が。

近くの船には小学校の低学年か中学年と思われるお子さんが乗っていて、ばっちりタチウオを釣り上げていました。


私もその後、数匹のタチウオをGET!
指4本分くらいの、しっかり幅のあるタチウオが多くて、自宅で食べるにはじゅうぶんです。


お隣さんがフグを釣るなどのハプニングもあり、和気あいあいとした雰囲気で釣りを楽しむことができました。

途中からは釣りながら笑顔で写真に撮られる余裕も。

そうして11:00前には釣りを終了。
港へ戻って片付けです。

タチウオをビニール袋に入れ、さらに保冷バッグに入れて持ち帰ろうとしたところ、「タチウオは歯が鋭いから、ビニール袋なんてすぐ破れちゃうよ。」とスタッフさんからアドバイス。


すぐに頭を落として、持ち帰りやすくしてくださいました
細やかな気遣いがありがたい。


そうして無事、ビニール袋・保冷バッグに格納完了。
お礼を言って、釣り船屋さんを後にしました。

中目黒のライフで魚を捌いてもらう


釣りの後にお邪魔したのは、中目黒駅から徒歩2分ほどにあるスーパー「ライフ」さん。

各地に店舗を構える大型チェーンですが、全店舗で魚を捌いてもらえるわけではないので、ご自宅の近くのライフに持ち込む場合は事前に電話で確認してください。

また、ライフ以外にも捌いてくれるスーパーや魚屋さんはたくさんあるので、ご近所のお店に片っ端から問い合わせてみるのがオススメです。
中目黒ではスーパー・魚屋さん4軒に電話し、うち2軒がOKでした。


事前に電話で持ち込む時間や魚種・数量を伝えておき、スーパー内の魚屋さんコーナーへ伺います。


係の人に魚を見せると、サイズや状態を確認して1匹あたりの捌き代がいくらになるか教えてくれます。
このときは大きめのタチウオ1匹で500円。4本お願いしたので合計2,000円でした。
(捌き代はお店によってもだいぶ変動します。中には0円というお店も!)

提示された価格でOKであれば、どのように捌いてほしいのか(三枚おろし・内蔵と鱗をとるだけetc)をオーダー


魚と引き換えに「控え」をもらって、あとは出来上がりを待ちます。




〜30分後〜


タチウオが無事返ってきました。
お店によりますが、ライフ中目黒店では少量単位でパックに入れたものを大きな袋にまとめ、バーコードと価格を貼付けてくれました。
これでレジを通せば支払いまで完了です。


友人の家で中身を確認。
オーダー通りキレイに捌いてくれています。(今回は三枚おろしとブツ切り)

ここまで下処理をしていただければ、あとは普通にスーパーで購入する魚と同じ。
自宅で楽らく調理ができます。

脂がたっぷりのっていて、レモンと塩で最高。

三枚おろしは表面をバーナーで炙ったお刺身に。

アサリなどが多すぎて肝心のタチウオが埋もれがち。

ブツ切りはアクアパッツアにしてみました。

自分で釣った魚を簡単に料理できるって楽しい♪
これは新たな遊び方の発見でした。

さいごに

今回は「釣った魚をスーパーや魚屋さんで捌いてもらって、自宅で料理する」プランを体験してみました。

自宅で鱗や内蔵を処理しないので手間もかからず、ゴミが出ないのも嬉しいポイント!

自分でいちから魚をおろすのも楽しいですが、まずは気軽に食べたい…と言う方は、ぜひご近所のスーパー・魚屋さんの手を借りてみてください。

本プランの概要

<お勧めの時期>
年中
<本プランでお世話になったお店>
・釣り船:打木屋
・スーパー:ライフ中目黒店
<本プラン全体の予算目安>
・釣り船:約5,500円(各種レンタル代やエサ代など含む。)
・魚の捌き代:2,000円(魚種・サイズ・数による。お店によっては0円のところも。)
※料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
<本プランのスケジュール目安>
6:30 お店に集合。レンタルなど準備
6:50  出港
    レクチャー
7:15  釣りスタート(各自のペースで休憩などしながら)
10:50 釣り終了
11:10 帰港
12:00 スーパーへ移動し、釣った魚を捌いてもらう
※スーパーが忙しいときは捌いてもらえなかったり、時間がかかる可能性があります。必ず事前に確認してください。
<オススメの持ち物>
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。