-
・旬ごとにメニューなどが変わり、お客さまのわがまま言い放題で料理を作らせていただきます。
・釣れた魚の持ち込みも調理いたしますので、まずは当店にお申し付け下さい。
・必ずや大満足いただけます。
ものすごい口説き文句の数々♡
こんな素敵すぎるメッセージをHPに書くお魚ダイニングが沼津駅にあるそう!
ということで、「大満足」するべくさっそく沼津まで行ってきました。
初心者さんに優しい釣り船
まずは「持ち込む魚を釣る」ところから!
ということで、沼津駅からバスで20分強。
“江浦”というバス停すぐの釣り船「伊勝丸(いかつまる)」さんに伺いました。
こちらは初心者さん歓迎の船で、竿など釣りに必要な道具はレンタルOK&竿の使い方から丁寧にレクチャーしてくださいます。
この日も全てレンタルでお願いしていたので、船に乗り込むと竿が。
そして竿の右隣にはテレビなどで「大物が釣れたときに魚にブスっと刺して持ち上げる」銛のようなもの。
もしかして大物が釣れちゃうかも…!とついつい胸が高鳴ります。
ルアー釣りに挑戦
準備ができたらさっそく出発!
今回はルアーという「魚に見立てた擬似(ぎじ)針」で、ワラサなどの青物やシイラを狙います。
振り子の原理を使って、ルアーを遠くにぶーん!と投げ、着水したら糸を巻いてルアーが水面を走って戻ってくるようにします。
こうすると海の中にいる魚からは、小魚が水面を泳いでいるように見えるそう。
慣れないうちは飛距離が出ないですが、船長が丁寧に教えてくれるのでご安心を♪
私も最初は戸惑いましたが、途中からはだいぶ投げられるようになりました。
釣りスポット
いつもは「魚群探知機」などで水中の魚を探しながら移動しますが、今回は目で「鳥山」や「ナブラ」を探します。
ターゲットとなる青物やシイラは回遊魚。
海中を泳ぎ回りながら、エサとなる小魚を探しています。
そんな青物やシイラが出現すると、小魚たちが逃げようと海面に逃げてバシャバシャと波をたてます。
これが「ナブラ」。
そしてそんな小魚を狙って鳥たちが集まる様子を「鳥山」といいます。
年末年始の「マグロを釣る!」といった番組で船長が「鳥山」を探すシーンを見たことがある方もいるかと思いますが、こういう理由で鳥を探しているのです。
いよいよ釣りスタート!
探し出して30分ほど。
ポツポツ鳥が見えだした…と思った瞬間。
「跳ねた!」
船長が大声を。
私には全然わかりませんでしたが、左前方で魚が跳ねたそう。
この広々とした海のなか、一瞬の出来事を見逃さない船長。さすがです。
「左前に向かって、投げてみて〜」
とのことで、さっそくルアーを投げます。
10回目くらいの糸巻きの最中、急に“ガツン”と糸が巻けなくなり、何かに引っかかったような違和感。
HITです!!
針を加えた魚がそのままどんどん泳いでいってしまうので、巻いたはずの糸がどんどん出て行ていきます。
「わー!わー!わー!!」
叫びながら必死に糸を巻く私。
糸を巻いては、また魚が泳いで糸が出て行く…を何度も繰り返し、10分ほど挌闘して釣り上げました。
それが…
シイラの子供♡
船長に、ミニ(小さい)+シイラで「ミニラ」と名付けられました。
シイラと聞くとわからない方もいるかもですが、ハワイなどでフライ料理などに重宝される「マヒマヒ」です。
1mを超すサイズがざらなので、この子は本当にまだ子供。
「大きくなったら、また釣れてね〜」と願いを込めてリリースしました。
それにしても子供であの勢い!
大人サイズやワラサがかかったら、竿ごと持っていかれるかも…とドキドキしながら釣り再開。
・・・
のはずだったのですが、私が訪れたのが梅雨真っ盛りだったため、このあと天候が急に悪化。
大雨に風まで吹いてきたため、敢えなく釣りは終了となってしまいました。貴重なミニラ、子供だったけれど持って帰って食べればよかった…。
「残念だったね。次回は絶対釣らせてあげるから、またおいで!」と船長に温かい言葉をかけていただいて、港を後にします。
「大満足」間違いなし!?沼津のお魚ダイニングへ
残念ながら「釣った魚」は一緒じゃありませんが、せっかくなので“釣った魚の持ち込みOK”なお魚ダイニング「hiro(ひろ)」さんへ伺います。
豪雨につき、お店の外観は外部サイトから転載させていただきます。
このhiroさん、すごいのが平日の11:30頃&豪雨の中でも駐車場が満員の大人気!ということ。
ランチには少し早いのに、すでに店内はお客さんで大賑わい。私が入った後も、どんどんお客さんがやってきます。人気の秘密は、こだわりのお魚に!
ランチメニューに「完売」の文字がいくつかありますが、実はこれ完売ではないそう。
店主のお眼鏡にかなうレベルの魚が市場になかったとき、「最初から“完売”のラベルを貼って売らない。」ようにしているとのこと。
つまりその日に頼めるメニューは、全て店主のお墨付き。
メニューありきでなく、“上質な魚ありきで商品を提供している”のです。
何にするか迷いましたが、「完売のラベルを貼っているけど、急に良い中トロが入ったからオススメ!」というスタッフさんのアドバイスを聞いて中トロ丼に決定。
少しすると…
やってきました!美しい色と艶の中トロがどーんとのった豪華丼♡
こちらにお味噌汁や揚げ物がついて1,500円。
中トロ1枚1枚が大きい。
店主が認めただけあって、臭みがや水っぽさがなく甘み抜群です♪
自分で釣った魚を持ち込めなかったのは本当に残念でしたが、ミニラとの挌闘は楽しかったし、中トロは美味しいし、じゅうぶん楽しむことができました。
でも次回こそは自分が釣った魚を持ち込むぞー!
最後に
今回は残念な結果になってしまいましたが、hiroさんに釣った魚を持ち込めたら、本当に満足度が高そうです♪
スタッフさんに伺ったところ、「決まった料理はなく、釣り人さんの要望にできる限り応えます!」とのこと。
魚の持ち込みはお店側も大変なのでメニューはお任せのパターンが多いのですが、希望を聞いていただけるのは嬉しいです。
料金は魚の量やサイズで応相談とのことですが、これまでの実績を伺うと驚くほど安い…!
「必ずや大満足」を本当に叶えてくれるお魚ダイニング「hiro」さん。
旅行がてらにでも、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう?
本プランの概要
- <お勧めの時期>
- 年中
- <本プランでお世話になったお店>
-
・釣り船 伊勝丸
・飲食店 お魚ダイニング「hiro」
- <本プラン全体の予算目安>
-
約11,000円+α
・釣り代、竿などレンタル一式代で11,000円。
・調理代は魚のサイズや数で異なるので、直接お店にお問い合わせ下さい。
※船の料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
- <本プランのスケジュール目安>
-
※午後13:00過ぎ出発の船もあります。
5:00 港に集合
準備ができたら出港
5:30 レクチャーを受けて釣り開始
時間はたっぷりあるので、自分のペースで休憩しながら楽しみましょう
11:00 帰港
11:30 片付けをして移動
12:30 飲食店に到着
魚を捌いてもらって食べる
※船や食事の時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※hiroさんは人気店のため、昼は13:00以降に持ち込みなど日によって制限があります。事前に電話などでご相談ください。
- <オススメの持ち物>
-
・汚れて、濡れて良い服装(寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです)
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
- <その他>
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。