今回も「手ぶらのビギナーさん歓迎!」。
全てレンタルで丁寧にレクチャーしてくれる釣り船屋さんを見つけてきました。
場所は和歌山県和歌山市。
釣った魚は同じく和歌山市にある居酒屋さんで、捌いていただきます。
めでたいでんしゃに揺られて
今回お世話になる釣り船屋さんは和歌山市「加太」駅にあります。
和歌山市から加太までは電車で約25分…なのですが、
その電車がかわいい!内装が海のようになっています。
その名も「めでたいでんしゃ」といい、「おめでたい」と「愛でたい(かわいらしくてずっと乗っていたくなる)」という意味を込めているそうです。
加太駅にもこんな装飾が。
これはなんだか釣れそうな…おめでたそうな予感がしてきます。
駅から港までは車で10分ほど。予約の際にお願いすれば送迎のサービスがあります。
初心者さん歓迎の釣り船
お邪魔したのは「三邦丸(さんぽうまる)」さん。
待合の建物を改装したばかりで、オシャレ&清潔。
とても過ごしやすかったです。
こちらで受付けを済ませたら、待合の建物向かいにある港へ移動。
船着き場の横にある小屋で竿などレンタル品を受け取って、いよいよ船へ乗り込みます。
レクチャーしてもらいながら大物を狙う
三邦丸さんの嬉しいところは、日除けが張られているところ。
多少の雨や日差しなら、この幕が防いでくれます。
(紫外線は海の反射があるので、対策した方が良いです)
釣り場に到着したら、さっそく釣りスタートです。
写真を撮り忘れてしまいましたが、三邦丸さんは道具の使い方はじめ、丁寧に釣り方のレクチャーをしてくれます。
釣りのコースも初心者さん向けをはじめ何種類もあるので、チャレンジするときはあらかじめ電話で「その時期オススメの初心者向け釣りコース」を確認しましょう。
ちなみにこの日は少し難易度の高い大物狙いコース(落とし込みコース)。
初心者向けコースは人気で満員でした。
ということで、大物を目指して釣りスタート!
「落とし込み」は船のレーダーでイワシの群れを見るけるところから始まります。
イワシの群れを見つけると、その上に船長が船を移動させ、お客さんは針のたくさんついた糸を垂らして上下させます。
すると、こんな感じで泳いでいたイワシが針に引っかかってきます。
このイワシが付いた状態の針を海の中で再び上下させると、そのイワシを狙って大物がHIT!
これを目指します。
大物が目の前で!
スタートから30分ほど。
イワシは針にかかってくれますが、なかなか大物のHITがありません。
と、船の反対側から歓声が!
見に行くと、男性が「よっしゃー!!」と雄叫びながら重そうな糸を巻き上げていました。
巻いては引っ張られ、また巻いては引っ張られ…
挌闘すること15分ほど。
水面に巨大な影が…。
スタッフさんのサポートをうけて釣り上げたのは
立派なブリ!
これは大物!!
わたしも釣りたい!と気合いを入れ直して糸を上下。
しかしこの日は海のコンディションが悪かったようで、なかなかHITせず。
周りも数件のHITはありましたが、0匹というお客さんも多数。
終わりかけに諦めそうになっていると、私の竿がグイッ!グイッ!グイッ!と引っ張られました。
「きた!」と糸を巻き上げてみると、
小ぶりですが、真鯛です!
今朝の「めでたいでんしゃ」のご利益なのか、なんとか鯛を釣ることができました。
大物を釣ることはできませんでしたが、和歌山の海をゆっくり満喫できたし、大物が目の前であがるのも見られて楽しかったです♪
しかし、大物コースは釣れないときもあるので、やはり最初は「初心者向け」の数がたくさん釣れるコースがオススメ。
私も次回はもう少し数が狙えるコースにチャレンジしてみたいと思います。
ちなみに港に戻って、先ほどのブリと真鯛を比較させていただきました。
この違い…。
いつかは私もこんな大物を!
アットホームな居酒屋で釣った魚を調理
釣った魚は和歌山市駅の隣、紀和駅から徒歩7分ほどにある和食屋「紅うさぎ」さんで調理していただきます。
アットホームな感じの店内で、カウンターには常連さんが数人。
元気な女将さんがキビキビとお店を仕切ってらっしゃいます。
そこで釣った魚を持ち込まれるようになり、今では他の船で釣った魚も受け入れているそうです。
今日は小ぶりな真鯛1匹しか持ち込めなかったので、他にもオススメを注文。
調理の間、お店の中を見せていただいていたら…
大きなプードルが客室に!
紅うさぎさんは小型犬から大型犬まで、ワンちゃんの同伴がOKとのこと。
トイレのしつけや予防接種済など条件をクリアしていれば、一緒に外食を楽しむことができます。
席に戻って、ハイボールをいただいていると、
さっそく出ました!釣りたて真鯛の姿造り。
小振りな真鯛を綺麗に捌いていただき、感謝です。
さっそくひと切れ…。
うーん、美味しい!
身がぷりっぷりで噛むごとに弾力を感じます。
旨味もしっかりしていて、和歌山の海の豊かさを感じます。
次はお刺身の盛り合わせ。
地の「足赤エビ」をはじめ、新鮮な魚介が並びます。
この「足赤エビ」はカウンターで隣になった常連さんのオススメ。
魚を持ち込んだことをキッカケにお話させていただき、メニューを決めるときもアドバイスをいただいたのです。
足赤エビは、あの有名なクルマエビと同じ「クルマエビ科」で、徳島県と和歌山県のあいだに広がる紀伊水道が漁場です。
漁獲量が少なく、ほとんどが地元で消費されてしまう幻のエビとのこと。
確かにそのお味は…とっても濃厚な甘みで美味!
歯ごたえもプリプリとしていて、クルマエビに負けません。
しっかりとしまった身は、噛むとなかからエビ汁がぶわっと沸き出します。
お味噌の部分がまたまったりと濃厚。
日本酒がほしくなる味です。
釣りの結果は少々残念でしたが、美味しいお料理と常連さんの楽しい会話で癒されました。
ちなみに紅うさぎさんに魚を持ち込む場合は、事前の予約が必要です。
また調理代は時間計算になっており、調理にかかった時間×1,000円のお支払いとなります。
私は今回1時間以内なので1,000円でした。
和風、洋風などジャンルも相談できるそうなので、何人かで行って宴会をするのも楽しそうです♪
最後に
いかがでしたか?
今回は和歌山市で「初心者さん歓迎の釣り船」と「釣った魚の持ち込みOKの和食屋」を堪能してきました。
どちらもスタッフさん、お客さん共に優しくて人懐っこい方ばかりでしたので、気軽に遊びに行っていただけたらと思います。
和歌山の豊富な海の恵みを釣って食べて、五感で楽しみましょう!
本プランの概要
- <お勧めの時期>
- 年中
桜は2月〜3月頭が目安です。
- <本プラン全体の予算目安>
-
約9,000円+飲食代
・釣り代、竿などレンタル一式代で約8,000円。
・調理代で1,000円。(調理にかかる時間×1,000円がベースです。詳細は直接お店にお問い合わせ下さい。)
※船の料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
- <本プランのスケジュール目安>
-
9:50 加太駅に集合
送迎車で港へ(送迎車を利用しない場合は11:00手前に現地へ)
10:00 受付け
竿などレンタル
11:30 船に乗って出港
11:45 レクチャーを受けて、釣りスタート
時間はたっぷりあるので、自分のペースで休憩しながら楽しみましょう
17:00 釣り終了
17:30 帰港
18:00 移動
18:45 飲食店に到着
魚を捌いてもらって食べる
※船や食事の時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※紅うさぎさんに釣った魚を持ち込む場合は、必ず事前に電話などでご相談ください。
- <オススメの持ち物>
-
・汚れて、濡れて良い服装(寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです)
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・ タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
- <その他>
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。