淡路島を代表する魚、それは「真鯛」。
明石海峡・鳴門海峡で育った真鯛は身が引き締まり、味のキメも細かく上質とされているそうです。
そんな真鯛を自分で釣って食べてみたい!
でも初心者にはいろいろハードルが…。
そんな方にぴったり。
初めてでもお子さん連れでも、気楽にチャレンジできる釣り場を見つけてきました。
それは「海上釣り堀」!
好きな時間に行って、帰れて、手ぶらでOK。レクチャーやサポートもしてもらえます。
しかも近くには釣った魚を持ち込める魚屋さんもあるので、すぐお刺身にしてもらって食べられます。
2〜3時間あれば体験できるので、淡路島方面へ行く際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
歩いて渡れる海上釣り堀
やってきたのは淡路島の洲本市にある海上釣り堀「海人(カイト)」。
以前ご紹介した熱海の海上釣り堀は、海に浮かんでいましたが、こちらは橋で繋がっています。
足場は揺れることもないので、お子さんと一緒でも安心。
ただ、はしゃぎすぎたり強風の日など、数年に一度落ちる人がいるそうなので、気を付けてください。
橋を渡ると簡単なテント(?)があって、そこで受付けをして道具をレンタルします。
海人さんには初心者向けのトライアルコースから、玄人向けのチャレンジコースまで、5段階のコースが用意されています。
チャレンジコースは時間制限なしでブリ、カンパチ、メジロ、シマアジ、真鯛など、大物を何でも何匹でも釣り放題!
すごく夢があるのですが、まずはトライアルコースに挑戦。
こちらは1時間以内に1匹だけ釣ってOKという制限付きです。
しかし、対象魚種はチャレンジコースと同じで大物含め何でもありなので、じゅうぶん楽しめそう♪
初チャレンジであることを伝えると、受付けのお兄さんがエサの付け方や竿の使い方など、丁寧にレクチャーしてくれました。
さっそく釣りスタート!
船じゃないので、かなりカジュアルな服装できちゃいました。
開始10分ほど・・・
海上とはいえ、外とは区切られて波もなく穏やかだった水面に異変が!
私の竿がぐぐっとしなり、水中にぐいぐい引っ張られます。
「キターーー!」と叫び、わーきゃー焦って糸を巻いていたら…
逃げられました。
そこからしばらく、なかなか魚のアタリはなし。
ボーッとしていると、スタッフさんが私の後ろでごそごそ。
見ると海上の生簀から大きなブリ(ワラサかな?)をすくい上げ、チャレンジコースの人たちが集まる釣り堀へ投げ入れました。
何やら日に何度か、新しい魚が補充されるチャンスタイムがある模様。
釣り人たちが更に気合いを入れて竿を握るのが、遠くから見てもよくわかります。
そんな私の竿には、あれ以来なかなか魚がこず。。
スタッフさんに相談したら、「エサの色を変えてみましょう!」「糸の長さを変えてみましょう!」と細かくサポートしてくださり。
キタ!
キターーー!!!
なんとかノルマを達成できました♡
ちなみに万が一釣れなかった時には、補充用の魚がいる生簀から真鯛を1匹持って帰れるそうです。
釣った魚はスタッフさんがすぐに血抜きなどの処置をしてくれます。
持ち帰り用の発泡ケースも販売しているので、ご安心を。
お刺身&真空加工してくれる魚屋さん
釣った魚は自宅に持って帰ったり、飲食店に持ち込むのも良いですが、たまには外で食べるのはいかがでしょう?
海人から車で5分ほどにある魚屋「竹人水産」さんでは、釣った魚の加工をしてくれます。
すぐに食べられる「刺身」から、お土産にできる「真空パック対応」まで。
今回は真鯛を2匹持ち込み、「刺身」と「短冊にして真空パック」の2つをお願いしてみました。
すると…
2人の職人さんが驚きのスピードで加工を進めていき…
「刺身」と「短冊にして真空パック」ができあがりました!
しかもお刺身は、お箸にお醤油までつけてくれます。
さっそくお刺身を持って、海辺の絶景スポットを探そう〜!と思ったら、ここで雨が…涙
とても残念なのですが外で食べるのは諦めて、高速の淡路サービスエリアへ。
淡路サービスエリアは観覧車やドッグランなど遊べる施設や、淡路の真鯛・玉ねぎなどを活かしたグルメなど、コンテンツ盛りだくさん。
そんな淡路サービスエリアの食堂で、あえて“白ごはん”のみを注文。
さきほどのお刺身を取り出して、オリジナルの「刺身定食」を堪能しました。
こちらの真鯛は、関東で釣った真鯛に比べて“もちもち”な食感。
脂が強く、甘みや香りも濃厚です。
お刺身だけで何枚か味わったら…
次はオリジナルの「真鯛丼」!
お醤油を気持ち多めに漬けて白飯の上に。
ほっかほかのご飯に、盛りもりのお刺身が幸せ♡
そして更に!
食堂の暖かいお茶を丼にかけて、「真鯛茶漬け」!!
お茶の熱でお刺身の周りがほんのり加熱されて白く。でも中は半生。
釣りたてなので全く臭みがありません。
お茶漬けにするとサッパリとした味わいになって、〆に最高。
あっという間に、真鯛1匹分のお刺身を完食しました。
次回は「青空の下で海を見ながら食べる」にも挑戦したいです。
最後に
いかがでしたか?
「地の魚を自分で釣って食べる」という贅沢。
海上釣り堀であれば、より手軽&短時間でチャレンジできます。
小さなお子さんも一緒に楽しめるので、ご家族連れにもオススメ!
釣ったお魚はすぐに捌いてもらって、地域の自然を楽しみながら味わうのはいかがでしょう。
本プランの概要
- <お勧めの時期>
- 年中
- <本プランでお世話になったお店>
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・海上釣り堀 海人
・魚屋 竹人水産- <本プラン全体の予算目安>
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約5,800円〜
・釣り堀:竿・エサなどレンタル込みで約5,000円
・魚屋:刺身加工で800円(真空対応は1匹200円〜)
※発泡ケースはサイズによって300〜1,000円
- <本プランのスケジュール目安>
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釣り堀の営業時間中なら自由。
営業時間は時期によって異なるので、直接お問い合わせ下さい。
朝〜昼過ぎが目安です。
- <オススメの持ち物>
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・汚れて、濡れて良い服装(陸続きのイカダの上なので、比較的カジュアルで大丈夫そう。ただ、雨風や日差しは防げません。)
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。
・食べ物、飲み物の販売はありません。必要な方は予め購入していきましょう。
- <その他>
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。釣り堀であっても自然が相手であることをご承知下さい。