手ぶらの初心者さん歓迎!名古屋近くの海で釣り&お店に持込んで食べよう♪


東京、大阪、福岡、名古屋…etc。
これらの地域は“大都市”というイメージが強いですが、実はいづれも海があって釣りが楽しめます。

住むにしても旅行で訪れるにしても、買い物など都市部を楽しむのも良いですが、忘れられがちな豊かな自然を味わってみるのはいかがでしょう。

今回は名古屋から電車1本、30分で行ける“手ぶら釣り”&“釣った魚を料理してくれるお店”をご紹介します。

初心者歓迎!常滑の“さくら丸”

お邪魔したのは名古屋駅から電車で約30分。常滑(とこなめ)駅から徒歩15分ほどにある釣り船「さくら丸」さんです。


こちらは船のサイズが大きく、日除け各席にクッションが付いているなど、女性やお子さんに優しい気遣いがたくさん。

もちろん竿のレンタルやレクチャーもあるので、初心者さんだけでも安心して釣りを楽しむことができます。

スタートも朝と午後から選ぶことができ、午後であれば早起きする必要もありません。(時間は時期によって異なるので、船のHPで確認してください。)


私は朝の便でチャレンジ。
絵のように美しい朝日を見ながら港を出ます。


持ち物は動きやすい服装と、手を汚さないための手袋・ウェットティッシュ・魚を運ぶ保冷バッグ。
竿などは船のスタッフさんがセットしてくださいます。

常滑港は“セントレア国際空港”のすぐ近くに位置しているのですが、実はこの湾には根魚をはじめ海の生きものがいっぱい。
遠出をすることなく、港を出てすぐの穏やかな場所で釣りを楽しむことができます。

目の前でやってみせてくれるので分かりやすい

この日も船が走り出して、わずか10分ほどで釣りスポットに到着。
さっそく釣り方を教えていただき、釣りスタートです。


と、竿を垂らしてわずか1分ほどでブルブルっと竿先が震えます。
ゆっくり糸を巻き上げてみると、かわいらしいカサゴが。

その後も糸を垂らすごとに…と言えるほどHIT連発。


カサゴがダブルでかかったり、


サイズアップしたり、


手のひらサイズの赤ちゃんが釣れたりと、海の豊かさを感じさせられます。
(小さい魚は都度リリース。)

しかしなかなか大物が釣れない〜とスタッフさんと話していたら、急に私の竿がググググッと海の中へ。
一瞬、海底に針を引っ掛けてしまったのかと思いましたが、糸を巻き上げてみるとそこには、


大物のメバル!
これまで釣っていたカサゴたちの10倍くらいありそうなサイズ。
市場に出せば3,000〜4,000円くらいするそうです。

自分で食べきれないほどの魚たちを釣って、大満足!
他にお客さんもいない平日だったので、少し早いけれど港に帰っても良いかなと思ったら、船長が「タコって釣ったことある?」と話しかけてくれました。

人生初のタコ釣り成功なるか

これまでに1度だけ東京湾でタコ釣りにチャレンジしましたが、1匹も釣れなかった私。

これはリベンジの機会!と船長にお願いし、少しだけタコ釣りを体験させていただくことになりました。
(通常は一種類の釣りしか料金に含まれていません。タコを狙うプランはあります。)


この辺りではエビを模した鉛をエサに見立てて(“エギ”といって、先っぽにたくさんの針がついている。)、それを糸の先に付けて、タコにアピールする釣り方が一般的だそう。
エギをエサと勘違いして足で抱きついたところを、糸がゆるまないように注意しながら巻き上げるのです。

秋冬は釣れるとサイズが大きいけれど数があまりいないので、運の要素も重要なんだそう。
0匹の可能性もあるとのことで、あまり期待しないようにしながら竿先を見つめていました。(と言いつつ、心の中では懇願。)

と、竿を垂らしてわずか10分ほど。
竿が波の上下以上に曲がっているような…?

あれれ、と見ているとグイーーーーンとどんどん竿が曲がります。

「それタコだ!すぐ竿を立てる感じにして、糸を振るませないで巻いてみて!」と船長から指示が。

急いで竿をとると、すごく重い!
魚と違ってブルブル震える…といった異変は全くなく、雑巾かなにかが引っ掛かっているよう。
暴れはしないのですが、とにかく重くて糸を巻き上げるのも一苦労。


そうして、見えてきたのは、間違いなくタコ。


しかも大きい!!
大きいしヌメヌメ動き回るしで、写真を撮るにも思わず腰が引けてしまいました。

“釣るのは難しいよ”と言われていたので、こんな大物が釣れて嬉しい。

もう大満足♡と思いつつも「あと20分くらいだけ糸垂らして帰ろう」という船長の言葉に、もう一度セット。

「さすがにもう釣れないだろうし、のんびりしよう」と思っていると、またまた竿先がグイーーーーンと海の中へ。

まさか!?と思いつつ竿を立てて巻いてみると、さっきと同じ感触が。
そしてまさかの…


2匹目!
「今度は素手で掴んでみな」とスタッフさんに言われて、頭のあたりを掴みましたが、腕に絡もうとしてきてキャーキャー大騒ぎ。
なんとか写真を撮って、スタッフさんにタコを預けます。

「お嬢ちゃん、すごいよ!この短時間で2匹なんて奇跡だからね。」と褒められてビギナーズラックに大感謝です。

残り時間10分。一応…と竿を再びセット。
期待せずぼーっとしていたら、もう怖いくらいなんですが、まさかのラスト1分でまたもや竿が海の方へ。

スタッフさんたちも「そんなバカな!」と驚くなか、糸を巻いてみると…

3匹目は元気すぎて自分で持てなかった

まさか過ぎる3匹目!
1匹も釣れないだろうと言われていたのが、わずか30分で3匹のタコを釣り上げることができました。

海と船長・スタッフさんに感謝しながら港へ。
保冷バッグに入りきらず、船にたまたまあった発泡クーラーを分けていただきました。

釣りだけで本当に大満足な体験でしたが、やはり釣った魚は地域で食べてこそ!ということで、魚と共に飲食店へ移動します。

釣った魚を料理してくれる「味処てっぽう」


お邪魔したのは青山駅から徒歩15分ほどにある「味処てっぽう」さん。
電車だとぐるりと遠回りしなくてはいけないので、できれば車・タクシー(港から15分ほど)を使うのがオススメです。


こちらは常連さんに釣り人が多く、捌いてほしいという希望に応えているうち正式に「誰でも持ち込んでOK。1品500円。」というルールに落ち着いたそう。


釣った魚を預けると、すぐにお料理を開始。
自宅ではどうすれば良いか困るタコも、プロが美味しい料理にしてくださいます。

少しすると、さっそく出てきました。

メバルの煮付け


まずはお腹回りがでっぷりしたメバルの煮付け。

釣りたての魚は身が活きており、熱を加えることでふっくらと膨張します。
そんなプリッとした身にテリテリと輝く皮目、そして出汁の良い香りが食べる前から食欲を刺激。思わずヨダレが沸き出します。

身離れの良い身を箸でほぐしてパクリ。甘めのタレに、メバル自体の旨味が交わってお味は絶品!
ホクホクぷりぷりの食感もたまりません。

でっぷりしたお腹は卵も入っており、この1品だけでも満足度がかなり高かったです。

タコのさっと茹で


タコは表面だけをサッと茹でており、中は生のままです。
見ただけでプリプリなのが伝わってくる瑞々しさ。


ほんの少しだけワサビと醤油をつけて口に運ぶと、はじき返すような弾力がありました。
噛む毎にタコの旨味と潮の味が沸き出してきて、とってもジューシー。
一瞬で完食してしまいました。

カサゴの姿揚げ


最後は小さめのカサゴを丸ごと揚げた一品。
内蔵などはとってあるので、頭からしっぽまで丸々食べることができます。

じっくり揚げてくれているので、骨などもストレスなくサクサク♪
旨味がつまった骨回りもそのまま味わえるので、香ばしいし旨味が強いし、こちらも絶品でした。

酒好きにはたまらないメニューです。

てっぽうさんでは、どんな魚でもどんな料理でも「1品500円で調理」するのがルールなので、これらで合計1,500円。
自宅での調理が難しいタコも美味しく食べさせていただけ、とても助かりました。

さいごに

今回は名古屋駅から30分の場所で「初心者歓迎の船で釣りをして、釣った魚を料理してもらって食べる」プランを体験してきました。

都心のイメージが強い地域でも、美味しい海産物がたくさんあるのが海に囲まれた日本の素晴らしさ。

いろいろな場所で、いろいろな釣りや食べ方を味わってみてください。

本プランの概要

<お勧めの時期>
年中
<本プランでお世話になったお店>
・釣り船:さくら丸
・食事:味処てっぽう
<本プラン全体の予算目安>
・釣り船:約9,000円(女性は1,000円引き、小学生までは4,000円引き。レンタル代やエサ代など含む。)
・魚の調理代:1品500円
※料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
<本プランのスケジュール目安>
※午後スタートのプランもあります。詳細は各店の公式HPをご確認ください。
6:30 港に集合
7:00 出港
7:15 レクチャー&釣りスタート(各自のペースで休憩などしながら)
11:45 釣り終了
12:00 帰港
いったん休憩
17:00 飲食店へ移動(先に魚だけ預けて料理しておいてもらえることも。要相談。)
   釣った魚を料理してもらって食べる
<オススメの持ち物>
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。