釣り好きが集う【千葉・館山】の和食屋「若鈴」で釣った魚をご馳走に♡


玄人から初心者まで、みんなが楽しく釣りにチャレンジできる千葉・館山。

前回は手ぶらレクチャーOKの釣り船&釣った魚を夕飯で食べさせてくれる宿について書きましたが、今回は宿泊が難しい方&1品だけでなくお腹いっぱい釣った魚を食べたいという方にオススメ。

「館山で人気の和食屋“若鈴”さんで、釣った魚を思い切り食べさせていただく」プランをご紹介します!

まずは前回の記事でも書いた、初心者さんに優しい釣り船の情報から。

手ぶら・レクチャーOK「館山釣りセンター くろしお丸」


館山駅から車で15分弱、隣駅の那古船形駅から車で5分にあるのが、初心者さんに優しい釣り船「館山釣りセンター くろしお丸」さんです。(駅まで送迎の無料サービス有り)


竿を始め専門的な道具はレンタルOK(長靴もあり)。
釣り方が分からない方には船長や常連さんがレクチャーもしてくれます。

詳細は前回の記事に書きましたが、冬はカワハギ・春以降はイカなどをターゲットに、港から30分ほどの海で船釣りにチャレンジができます。


私は1月半ばにお邪魔して、かわいくて美味しいカワハギを10匹ほど釣らせていただけました。

女性・中学生以下は2割引のサービスがあるのも嬉しいポイント。


釣れた魚を船で保管するクーラーボックスも借してくれるので、動きやすくて汚れてもいい服装と、できれば下記の3点だけ用意して友達や家族と遊びに行ってみてはいかがでしょう。
・ピタピタの手袋&軍手(親・人指し・中指部分を切ったもの)→手が汚れない&傷つかない
・ウェットティッシュ→汚れたときに拭く
・保冷バッグ(クーラーボックスなら更に良い)→釣れた魚を宿まで持っていく
(・できればペンチ→魚が針を飲み込んだときに取りやすい)
※すべて100円均一で購入

釣れた魚は近くの宿に泊まって、夕飯で1品出してもらうのもオススメ。
ですが、宿泊が難しい方や釣った魚の料理をたっぷり味わいたい方は、次のプランがオススメです。

館山で人気の和食屋「若鈴」


お邪魔したのは館山駅から車で7分、徒歩だと20分ほどの位置にある和食屋「うまい家 若鈴(わかすず)」さん。

カウンターは正面と奥の2カ所。今回は奥。

決して交通の便がいいわけではありませんが、地元の方はもちろん観光客にも大人気。席数100以上と広々しているのに、週末を中心に満席になることもしょっちゅう。
地魚を中心に美味しいご飯とお酒を提供していただけます。

釣り客の写真や芸能人のサインがたくさん。

そんな若鈴さんはオーナーをはじめ、釣り好きなスタッフさんがたくさん。

なんと三代目だというオリジナルジグ。

オリジナルのジグ(釣りに使う道具)を作ってしまうほどハマっていて、お客さんにも釣り好きが多いそう。

「釣ってきたから捌いてよ!」なんてオファーも多く、事前に電話で予約すれば初めてのお客さんでも“釣った魚の料理”を引き受けていただけます。

私の持ち込んだカワハギもステキな料理に生れ変わらせていただけました。

カワハギのお造り〜肝添え〜

テッサの様に美しい薄造り。

カワハギは“身がフグ・肝があん肝”と例えられる絶品高級魚。
だからイチオシの食べ方はこれ。肝添えのお造りです!


美しい白身に肝をたっぷり乗せて、軽くお醤油を。
ひと口食べると、まず濃厚でまろやかな肝が口いっぱいに広がります。
そして上品でプリプリの白身を噛み締めると、優しい甘みがわき上がってきて、爽やかな香りが鼻から抜けるよう。


肝だけでも、白身だけでも味わえない濃厚で上品なマリアージュ。
これを楽しめるのがカワハギです。

味噌鍋


2品目はカワハギが丸ごと入った味噌鍋。
アラが深みのある出汁として活躍しつつ、身は淡白でこってりしたスープをよく吸ってくれます。


火を通すことで締まった身は噛む毎にカワハギ自体、そして染み込んだスープが滲み出します。

丸揚げ〜肝ポン酢添え〜


ラストはカワハギを贅沢に丸ごと揚げて、肝をポン酢に溶かして添えた一品。
肝を醤油でいただいたことは何度もありましたが、ポン酢と合わせられたのはこれが初。


薄い衣で包むことで水分を維持し、ふわっと揚がった白身をほぐし、肝ポン酢へ。
わくわくしながら口へ運ぶと、これまた絶品!

ポン酢も肝もしっかりと味は残っていますが、ポン酢の酸味・刺激を肝がまろやかに包み込み、深みが増した感じがします。
上品な白身、揚げたことによるコク、さっぱりとしたポン酢、そして全体を包み込む肝。
たくさんの旨味や香りが混ざりあって、とても美味しかったです。

右がオーナーさん。みなさん笑顔がステキでお話も楽しい!

素材の良さを熟知してさまざまな料理に仕上げてくれる若鈴さん。
他の魚もぜひ持ち込んでみたくなりました。

さいごに

今回は千葉・館山で「釣った魚を和食屋“若鈴”さんに持ち込んで、美味しく料理していただく」プランを体験してきました。

料理も絶品ですし、スタッフさんも楽しい方ばかり。
個室も多いのでお子さん連れでも気兼ねなく楽しめそうです。

海水浴や花摘みも良いですが、ぜひ館山の魅力のひとつ「美味しい海の幸」を自ら釣って美味しくいただいてみてください。

本プランの概要

<お勧めの時期>
年中
<本プランでお世話になったお店>
・釣り船:館山釣りセンター くろしお丸
・宿:うまい家 若鈴
<本プラン全体の予算目安>
・釣り船:約10,000円(女性・中学生以下は約9,000円)(各種レンタル代やエサ代など含む。)
・魚の捌き代:魚種やサイズ、数によって上下。詳細はお問い合わせください。
※料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
<本プランのスケジュール目安>
6:00 港に集合。レンタルなど準備
6:30  出港
    レクチャー
7:00  釣りスタート(各自のペースで休憩などしながら)
12:00 釣り終了
12:30 帰港
    若鈴の準備中に魚だけ届けておくのがオススメ(要相談)
17:00 再度訪問し、釣った魚の料理をいただく
※ランチも営業されている日があります。
※持ち込みの時間などは若鈴さんに直接ご相談ください。
<オススメの持ち物>
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・ウェットティッシュ
・保冷バッグ
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。