全国にたくさんある“漁港の食堂”。
獲れたての美味しい魚が味わえると人気のお店も多いですが、平塚に他とは違う「最先端の漁港食堂」があるということでお邪魔してきました。
しかも「釣った魚の持ち込みもOK」ということなので、前編は食堂からすぐの釣り船へ。
優しい工夫いっぱいの釣り船で大漁
早朝の平塚駅。
今回お邪魔する釣り船「庄三郎丸」さんは、事前にお願いしておけば駅から送迎のサービスを行っています。
10分弱でお店に到着。
受付けで「何も持ってきていないこと」「レクチャーしてほしいこと」を伝えると、ニコニコしたおじちゃんが道具など用意してくれます。
「寒かったら上に着る服も貸せるから言ってね〜」
こちらは数に限りはありますが、ウェアなどもレンタルできるそう。
この日は自分で暖かい服装を用意してきたので借りませんでしたが、レンタルしたい場合は予約時に相談するのが良さそうです。
受付けの横には大量のクーラーボックス。
「これね、クーラーボックスがない人に貸してあげるの。
帰りは発泡箱とか入れるにしても、船の上でちゃんと冷やした方が鮮度が保てて美味しいでしょ!」
ニコニコのおじちゃん。優しい心遣い。
ライフジャケットは建物の中ということで、中に入るとたくさんの魚拓。
こちらは老舗の釣り船屋さんで、玄人さんにも大人気。
でも初心者さんを大切にしていきたい!という社長の考えで、定期的に初心者さんを対象にしたレッスン会を行っているそう。
更に中には食堂が併設されていて、朝ご飯などこちらでいただくことができるそうです。
準備ができたらお店の前からまた送迎の車に乗って、3分ほどの距離にある港へ。
お店でレンタルした道具の他に、魚をよってこさせるための撒き餌(小さなエビ)などを用意していただきます。
今回も100均で手袋・ペンチ・ウェットティッシュを購入して挑みます。
乗船する人がそろったところで、船が出発。
何かが降臨しそうな日の出を見ながら、海を20分ほど走ります。
釣りスポットに着くと、さっそく船のスタッフさんからレクチャーを。
竿の使い方からエサの付け方、釣り方を細かく教えていただきます。
さっそく釣りを開始…の前に、いつものお祈り。
エビス様(ヱビスビール)に航海の安全と大漁をお祈り。
すると、その甲斐あってか第一投から竿先がぷるぷる震えて…
良いサイズ!美味しそうなアジが釣れました。
更に釣り続けると、
アジがダブル。
サバ。
アカイサキ。
またまたアジダブル!
どんどん魚が釣れます。
と、向こうで歓声が。
何かと思ったら、こ、これは…!?
マトウダイ。
身体の中心に「的」のような模様がついた、巨大な魚。
上品な白身でフレンチなどに使われる高級魚だそうです。羨ましい!
更に他の場所でも歓声が。
こちらは巨大なオニカサゴ。
背びれに毒があって触ると危ないのですが、身は非常に美味しく、専門で狙う船があるほどなんだそうです。
私はそこまでの大物は釣れませんでしたが、食べきれないほどの魚を釣って大満足!
ほくほくで港へ帰ります。
お店に戻るとサービスドリンクが。
「寒かったでしょ〜。好きなやつ飲んでね!」と、またニコニコ。
本当に素敵な釣り船屋さんでした。
でも今回の本番はここから。
港から徒歩5分にある、「平塚漁港の食堂」へ向かいます。
後半の「平塚漁港の食堂で釣った魚を美味しくいただく&熱い想いを伺う」編はこちら!
本プランの概要
- <お勧めの時期>
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年中
※季節によって釣れる魚や釣り方は様々です。
- <本プラン全体の予算目安>
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約10,500円(男性は約13,500円)
・乗船、竿などレンタル、仕掛け、エサで約8,000円(男性は約11,000円、大学・高校生は約8,000円、中学生は約7,500円、小学生は約7,000円)
・調理代で約2,500円(調理代についてはお電話で相談してください)
※船の料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※飲食店での支払いは持込んだ魚の量や種類、ドリンクの飲んだ量などで異なります。
- <本プランのスケジュール目安>
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6:00 腰越駅に集合
送迎車で港へいき、竿などレンタル
6:30 出港
7:00 レクチャーを受けて釣り開始
時間はたっぷりあるので、自分のペースで休憩しながら楽しみましょう
13:30 釣り終了
14:00 帰港
14:30 飲食店へ移動
お料理していただいて食べる
※船や飲食店の営業時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
- <オススメの持ち物>
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・汚れて、濡れて良い服装(寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです)
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
- <その他>
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。