九州と対馬の中間に位置する離島「壱岐」。
本島をはじめ、無人島など23もの属島をもつこの地には、数えきれないほどの美しい浜が点在しています。
そんな壱岐には毎年、人口の約10倍近くに及ぶ23万人の観光客が訪れます。多くの観光客のお目当ては、海水浴や神社巡り。
なぜ神社？と思う方もいるかもしれませんが、壱岐にはなんと150もの神社が存在し、パワースポットとしても注目を集めているんです。
このように干潮のときだけ砂の参道が現れる神社など、神秘的な体験ができます。
そんな壱岐で今回オススメしたいのは「手ぶらで2時間お手軽釣り＆釣った魚を料理してくれる温泉宿」を満喫するプラン。
壱岐の美しい景観と新鮮なお魚をたっぷり味わえるこのプラン。
初心者さんグループやご家族でも気軽に楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください♪
初心者さん歓迎の釣り船「勘八」
今回お世話になったのは、初心者から玄人まで誰でもお任せ！という釣り船「勘八（かんぱち）」さん。
初心者さんには竿など道具のレンタルはもちろん、竿の使い方から丁寧にレクチャーしてくれます。
また観光客を意識して、送迎や宿泊などのサービスもたくさん！（繁忙期は要相談）
時間も早朝だけでなくお昼や夕方スタートなど、フレキシブルに対応していただけます。
港の観光案内所で受付すると件がもらえる
私が体験したのは3月半ば。お昼に壱岐着の船に乗って到着し、ランチに壱岐牛をいただいたあと港へ向かいました。
勘八さんは大きな船で休憩室も広々。テーブル席の他、横になって眠れるスペースまで。
お客さんが揃ったら出港です。
ターゲットによりますが、2時間プランでは港近くで魚を狙います。この日もわずか10分で最初の釣りスポットへ到着。
船を停めたら、さっそく船長が釣り方のレクチャーをしてくれました。
竿から伸びる糸の先端に、針と球状の鉛、そしてヒラヒラしたゴム飾りが付いています。
これは「タイラバ」と呼ばれる仕掛けで、タイラバを海底に落としたら数メートルゆっくり巻き上げ、また落とす…を繰り返すだけでOK。
魚たちは落ちてくるタイラバを見ると、好奇心や、はたまた縄張りを荒らしにきたライバルだと認識して追い払おうと近付いてきます。そしてタイラバに噛み付くと針にかかる…という仕組みです。
ポイントは魚がツンツン糸を引っ張る感覚があっても、糸を巻くスピードを変えないこと。
しっかり魚が針を咥え込むまで気を抜いてはいけません。
レクチャーを終えたら釣りスタート！
今夜の夕飯を豪華にするべく、がんばります。
しかし
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この日は年に数回の絶不調なコンディションだったらしく、私をはじめ常連さんたちも誰も釣れず。。
船長がいろいろスポットも変えてくれたのですが、まさかの全員0匹で2時間が過ぎてしまいました。（涙）
勘八さん公式HPより転載
本来の壱岐はお魚天国、釣り天国です。
ちなみにお客さんみんなで「景色を楽しみたい！」となったら、ちょっとしたクルージングにも応えてくださいます。
この日も「ここは日本？」と思うような海上ならではな絶景を堪能。
船長気分の写真まで撮らせていただきました。
そして肝心の魚は、港で漁師さんが営む食堂のイケスから特別にGET！
今回密かに狙っていた高級魚「ハタ」を無事に（？）入手しました。
釣った魚を捌いてくれる温泉宿「海老館」
釣りの後は、持ち込んだ魚を料理してくれる温泉宿「海老館（かいろうかん）」さんへ。
建物は歴史があるが、清潔に掃除されている
現在は修理中だが、露天風呂もある（画像は内風呂）
このお湯が、釣りで疲れた身体を休めるのに最高！
チェックインして魚を預けたらお部屋でのんびりも良いですが、食事前の温泉を満喫してはいかがでしょう。
釣った魚が絶品コースに華を添える
身体を休めた後は、お楽しみの食事タイム。
オーソドックスな「旬の会席プラン」でも、こちらのお刺身やお鍋などをはじめ、焼き物や蒸し物など地のものを使った美味しいお料理がたくさんでてきます。
通常のプランだけでもじゅうぶん満足！（1泊2食8,000円〜）
ですが、ここに釣った魚を持ち込むと、また一気に華やぎます。
ドーン！と豪快な姿造り。
普通に出てきても感動ですが、自分たちで釣った世界で１匹だけの一品だと思うと、また格別です。
普通に注文すると、この一皿で数千円…。
ですが釣って持ち込めば、調理代は500円！（魚の種類やサイズで異なります。）
だから、豪快に盛りっととっていただきます。
うーん！このプリップリな食感は新鮮そのものだからこそ。
爽やかな香りと甘みが、噛むほどにひろがっていって絶品です！
お刺身はもちろん、焼き物や煮物など相談できますので、みなさんもぜひ釣った魚を持ち込んで、世界でひとつだけのmy魚料理を堪能してみてください。
さいごに
今回は長崎・壱岐で「手ぶらで2時間お手軽釣り＆釣った魚を料理してくれる温泉宿」を体験してきました。
壱岐には釣り船はもちろん、港での釣り体験など楽ちんなプランがたくさんあります。
釣るという非日常体験はもちろん、“釣った魚を食べる”のは遊びとして、教育として、とても貴重な経験になるので、ぜひチャレンジしてみてください。
本プランの概要
- ＜お勧めの時期＞
- 年中
- ＜本プラン全体の予算目安＞
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・釣り船：9,600円（竿などレンタル、エサ代を含む）
・宿：8,000円〜（１泊2日2食付）
※料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※魚の調理代は種類、サイズ、数などで異なります。直接お問い合わせしてください。
- ＜本プランのスケジュール目安＞
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※時間は要相談となります。下記は1つの目安としてご覧ください。
13:00 港に集合
13:10 出港
13:20 レクチャーしてもらい、釣りスタート（各自のペースで休憩などしながら）
15:00 釣り終了
15:10 帰港
16:00 宿へチェックインして魚を預ける
温泉などでのんびり
18:00 釣った魚で夕飯
※釣り船の時間は要相談です。電話で事前に相談してください。
- ＜オススメの持ち物＞
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・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
- ＜その他＞
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。
