【新潟の直江津は釣り人天国♡vol.1】町ぐるみで釣り魚持ち込みOK!「深夜食堂」ほっこり和食


釣りは「釣ること」も楽しいけれど、「釣れた魚を食べる」ことこそ醍醐味

ということで“釣って食べる”がやりたい方にオススメすぎる町があります。
それは、新潟の【直江津】


なんと直江津では地域の振興局が音頭をとり、町ぐるみで「釣り魚の持ち込み」を企画!

現在、割烹・居酒屋・イタリアン・魚屋など7店舗が加盟しており、今後ますます参加店舗を増やしていくそう♪

旅行など地方で釣りをしたとき、「せっかく魚を釣ったのに、食べられるところもないし持ち歩くのも大変。どうしよう…。」なんてことがありますが、直江津なら「すぐに美味しく食べる」ことが可能です。

持ち込める時間もランチタイムから深夜まで、いろんなお店があって便利♪

今回は深夜まで持ち込みOKの「深夜食堂」さんへ行ってきたので、その体験記を読んでみてください。

直江津で手ぶら&初心者歓迎の釣り船

やってきたのは新潟県の上越地域にある「直江津」


駅から徒歩15分ほどの海辺に、初心者さん大歓迎の釣り船「えびす屋」さんがあります。


こちらでは竿などの道具を一式レンタルさせてくれるので、手ぶらでOK。
釣った魚を持ち運べる発泡ボックスも販売しています。

受付けとレンタルを済ませたら漁港へ。
漁港までは車で10分ほどかかるので、車がない場合はタクシーをお願いするか、送迎を事前に相談してみるのがオススメ。


漁港に着くと、船の座席をくじ引きで決めます。
グループの場合は代表者がくじを引いて、横並びで座れます。


全員が船に乗ったら、いよいよ出港。
この時、実は夕方の17:00です。

直江津の釣り船は、早朝・昼過ぎ・夕方の3部制に分かれていることが多いよう。

だから東京など遠くから釣りに行く場合にも、早朝便を狙わなければ早起きする必要はありません
私も東京を昼過ぎに出発してきました。

この日のターゲットはヒラメ。

すでにシーズン終わりかけで、だいぶ釣れにくくなったところでした。
実は「真鯛」が毎日たくさん釣れているそう。釣りに行く時は予約の際に、「何が釣れやすそうか」相談するのがオススメです。


釣りスポットに到着すると、さっそく船長がレクチャーをしてくれました。

竿の使い方からエサの付け方、釣り方など、一から説明してくれるから安心。
全くの初心者さんも来るそうなので、心配しなくても大丈夫です。

船の中は常連さんが多く、挨拶するとニコニコ返してくれます。
地域の話をしてくれたり、困った時にサポートしてくださったり、嬉しい触れ合いが生まれるので、船で一緒になった方には積極的に話しかけてみてください♪


レクチャーしていただいたら、さっそく釣りスタート!

ゆらゆら波に揺られながら、初めての新潟の海を堪能すること30分ほど…


竿先がググッと海の中へ!

焦って糸を巻こうとすると船長が、「まだダメー!そのままゆっくり待ってみて。」とアドバイス。

ヒラメはエサに一気には食いつかず、端からハムハム…と食べ進んでいくので、最初に竿先が反応したときは、まだ針にかかっていないことがほとんどだそう。

食べ進むにつれて竿先がググッ…ググッ…と引き込まれ・・・

私は焦って糸を巻きたがるのですが、船長をはじめ周りの常連さんたちも、自分ごとのように真剣に

「まだだよ…、、まだまだ。まだ…。」

と集中。
みんなの緊張感が高まり、今までにないくらい竿がグググーっ!!と引き込まれた瞬間、

「竿を上に大きく振り上げてー!」とみなさんから掛け声。

「はいーーー!」と竿を振り上げると、ズドーーーン!と重み

重すぎてなかなか巻けない糸を必死に巻いていくと、


こんな大きなヒラメが釣れました!!

船で1番に釣り上げたこともあり、知らない方ばかりなのに船中から拍手が!(笑)
地域のみなさまの温かい声援をうけて、幸せすぎる達成感を味わいました。

気付けばどっぷり夜

その後も2度ほどヒラメがかかったものの、釣り上げる途中で逃がしてしまい、結果1枚。

それでも1人では食べきれないサイズのヒラメが釣れて、大満足です♡

船で一緒になった常連さんや船長に、「またおいでね〜」と声を掛けていただきながら港を後へ。

ここから遂に、直江津が町ぐるみで取組む「釣った魚持ち込み」企画を堪能です。

直江津の深夜食堂

時間は夜の23:30頃。
こんな遅くに釣った魚を捌いてくれるお店なんてあるの?と思いますが、直江津にはあります。


人気ドラマで聞いたことがあるような店名、「深夜食堂 樹八」さん。

こちらは深夜1:00まで営業されていて、営業時間内は釣った魚の持ち込みOKです。
釣ったヒラメを預けると、店主がさっそく調理をはじめてくれました。

カウンターでは地元のサラリーマンの方たちがビールを飲んでいます。
みなさんとてもフレンドリーで、「どこから来たの?」「あの魚って自分で釣ったの?」と話しかけてくださいます。


カウンター越しに店主も会話に加わり、まるで地域の一員になったように和やかな会話を楽しみました♪

少しすると、預けたヒラメが美味しそうなお料理になって、どんどん出てきます!

ヒラメの刺身

厚めに切られた刺身が盛りもり!
お店で普通に注文したら高そうです。


プリプリしていて、噛むともっちり。
釣りたてなのに甘みも出ていて美味しい!


エンガワも歯ごたえがあって大満足。

店主が「1人じゃ絶対食べきれないから、他のお客さんにサービスしてあげていい?」と仰るので、ぜひ!とカウンターのみなさまにお裾分け

「やっぱ新鮮なヒラメはうまいな〜!」と地元の方達にもお墨付きをいただいて大満足です♪

ヒラメの白子

「良い白子が入ってたから、ポン酢で食べな!」と、大好物の白子がどん!と出てきました。

普段食べる白子よりも、新鮮なためか爽やか
すごくクリーミーで甘みがあるのですが、重さがなくていくらでもいけそうでした。

ヒラメの塩焼き

シンプルだけれど、表面に軽くかかった塩が身の甘さを引き立てて美味しい!
火が通ってほくほくになった身から、噛むごとにエキスが滲み出してきます。

ヒラメの揚げみぞれ煮

揚げた身に、お出汁と醤油が染み込んだ大根おろしがたっぷりで、これがまた絶品!
ヒラメと脂とお出汁、どれも濃厚な旨味なのに、たっぷりの大根おろしのおかげでしつこくなく、どんどん箸が進みます

お裾分けしつつも、かなりの量でしたが美味しくいただくことができました!

遅い時間にもかかわらず、テキパキと料理してくださった店主に感謝。
料理代は全部で2,000円でした。

店主とカウンターで一緒になったサラリーマンの方々にも「またおいで〜」と言っていただいて、お店を後にしました。

最後に

直江津には、このように釣った魚を料理してくださるお店がたくさんあります。

地域で釣ったお魚は、せっかくなら地域で美味しく食べたい!
そんな望みを叶えてくれる、ステキすぎる取り組みです。

「釣り」や「魚」を媒介に、地域の人たちと触れ合えるのがまた魅力。

初心者さんに優しい釣り船もあるので、ぜひ気軽に遊びにいってみてください♪

※近日vol.2(直江津で釣った魚でランチ)公開予定

本プランの概要

<お勧めの時期>
年中
※時期によって釣れる魚が違います。
<本プランでお世話になったお店>
・釣り船 えびすや釣具店 謙信丸
・飲食店 深夜食堂 海鮮割烹食堂 樹八
・魚持ち込みOK企画 地域振興局
<本プラン全体の予算目安>
約15,000円
・釣り船:竿・エサなどレンタル込みで約13,000円
・飲食店:調理代で約2,000円
※船の料金は魚種や時期で異なるため、予約時に確認してください。
※飲食店での支払いは持込んだ魚の量や種類、ドリンクの飲んだ量などで異なります。
<本プランのスケジュール目安>
16:00 えびす屋に集合
    受付け・竿などレンタル、港へ移動
17:00 出港
17:20 レクチャーを受けて釣り開始
    時間はたっぷりあるので、自分のペースで休憩しながら楽しみましょう
22:30 釣り終了
23:00 帰港
23:30 飲食店へ移動
    料理していただいて食べる
※船や飲食店の営業時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
<オススメの持ち物>
・汚れて、濡れて良い服装(寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです)
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。