【福岡・大島】お手軽!半日あれば楽しめる「離島で釣り」体験


「半日で楽しめる!釣って食べる離島の釣り旅」が博多から1時間の場所で体験できることをご存知ですか?

本土からフェリーでわずか20分ほどの「大島」には、“気軽&安全に大物釣りチャレンジができる海上釣り堀”や、“釣った魚を料理して食べさせてくれる優しい民宿”があります。

小さなお子さんや初心者さんでも手ぶらで楽しめるプランなので、非日常な遊びを楽しみたい方はぜひ訪れてみてください。

大島の海上釣り堀「うみんぐ大島」

船がとにかく多い大島

博多から電車とバスで1時間弱、神湊港からフェリーでわずか20分ほどにあるのが“大島”です。

「神宿る島」として有名な“沖の島”の関連遺産群として世界遺産に登録され、七夕伝説発祥の地とも言われています。

そんな大島での過ごし方はのんびり散歩したり、神社や風景を楽しんだりもいいのですが、 “釣って食べる”という選択肢も。


魚が豊富な玄界灘の島なので堤防から海釣りもいいですが、そうすると竿やエサなど準備するものが多く、レクチャーしてくれる人もいないので、初心者さんには「うみんぐ大島」という海上釣り堀をオススメします。

こちらなら道具は全てレンタルOK。
整備された施設でスタッフさんのレクチャーもあり、さらに海中のイケスにたくさんの魚が放流されているので、海に比べると釣れる確立も高いです。

小さなお子さんや女性、初心者さん、誰でも気軽に釣りにチャレンジできます。
ちなみにイケスにいる魚は真鯛がメイン。初釣りで真鯛!なんて最高な思い出になりそうです。

実際に体験してみた

うみんぐ大島は、事前に電話・ネットで予約が必要。
公式HPから営業日時を確認して連絡してから向かいましょう。


フェリーを降りると港に荷物を運ぶためのトラックが待っています。
クーラーボックスと書いていますが、トランクなど大きめの荷物も積んでもらえます。

リトレンゴの記事より転載

荷物を預けたら、徒歩でうみんぐ大島へ。
途中に「宗像大社中津宮」という宗像三女神を祀った神社などがあり、散歩気分で歩いているとすぐに(10分弱)到着します。


受付で支払いを済ませたら、ここから更に海上を5分ほど歩いて釣堀へ。


こちらは海の上に建っていますが、造りがしっかりしていて揺れることもほぼありません。
通路も広く、小さいお子さんが一緒でも安心。


竿などの道具はこちらで全てレンタルします。
エサは購入が必要で、お菓子の様にかわいらしい練り餌と、小さな魚から選びます。
この日はスタッフさんのススメで練り餌に。


必要なものが揃ったら、スタッフさんに竿の使い方や釣り方などをレクチャーしていただきます。
(夏休みなど混み合っているときはレクチャーしてもらうまでに時間がかかることがあります。)


この日の練り餌は3色を混ぜて使うのがポイント。色によって“溶けやすい” “臭いを発する”など特色が分かれていて、混ぜる方がよく釣れるそうです。


針を餌の中に隠すようにセットしたら準備OK。
イケスに糸を垂らして“浮き”が沈むのを待ちます。(魚が食い付くと画像真ん中の“浮き”が引っ張られて浮きが沈む)

「今日は寒いから、魚も元気がないかもな〜」
スタッフさんが心配そうに隣でつぶやいた瞬間、私の浮きがスポッと水中へ。


「魚だ!竿を立てながら巻いて巻いて。」
言われるがままに糸を巻く私。
魚は逃げようと糸をぐいぐい引っぱり、イケスとはいえ迫力はバッチリです。


ようやく魚が水面に顔を出し、スタッフさんにタモですくってもらうと…。


良いサイズの真鯛!
開始10分ほど。この日1番乗りで本命を釣り上げることができました。


真鯛はスタッフさんが針から外して、イケスの中の網かごに入れてくださいます。
こうして海中で生かしておくことで、真鯛を新鮮な状態で保管し持ち帰ることができます。

その後もスタッフさんに「こっちの方に真鯛が泳いで行くのが見えたよ」「もう少し糸を下まで垂らした方が良さそうだ」などアドバイスをいただき、釣り続けること2時間弱。


プラス3匹、合計4匹もの真鯛を釣り上げることができました。

うみんぐ大島さんでは釣った魚はすべて持ち帰って大丈夫
今回は私1人で食べて帰る分があればよかったので、1匹のみ持ち帰り用に。
残りはイケスに戻していただきました。


持ち帰る魚はサービスで血抜きや神経〆をしていただけます。
ウロコや内蔵の処理も1匹200円でお願いできるそうです。

釣った魚を捌いてくれる「三好屋」


うみんぐ大島さんで釣った魚は、港近くの民宿「三好屋(みよしや)」さんで料理していただけます。

こちらも予め電話で予約が必要。終わりの時間を伝えておくと、うみんぐ大島まで魚を取りにきてくださいます。
魚を渡したら片付けを済ませ、またゆっくり散歩しながら三好屋さんへ移動。


事前に魚を渡していたので、到着すると間もなくお料理が出てきました。(民宿の混雑具合やこちらの人数によります。)


じゃーん!真鯛はお造り、兜焼き、お吸い物に変身です。

真鯛のお造り


まずはお造り。半身は皮をひいて、もう半身は敢えて皮を残して表面を炙ってあります。

うみんぐ大島で生きたまま血抜きなどをしてもらったので、身に血が移らず美しい白身になっています。


実際に食べてみても、生臭さはゼロ。釣りたてならではのプリップリ食感がたまりません。
澄んだ甘みと旨味・適度な脂。皮を炙った方は香ばしさも加わって絶品!

真鯛の兜焼き


頭はシンプルな塩焼きに。
釣りたての身はじっくり火を通すことで水分を逃さず、ジューシーな旨味汁が溢れ出します。

上品な白身に塩味がプラスされ、甘みや旨味がより際立つようです。

真鯛のお吸い物


真鯛のアラも無駄にせず出汁をとり、お吸い物まで作ってくださいました。
こちらも生きたまま放血など処理をしたことで雑味がなく、澄んだスープがとれています。

食べ終わってから気付いたのですが、このお吸い物とお刺身を組み合わせて“出汁茶漬け”にしたら最高だったと思います。
次回は必ず…!

大島の食材をつかった副菜3品


真鯛はもちろん美味しかったのですが、添えられた副菜にも注目。
“たこわさ”“ワカメの茎の中華和え”“もずく”。これらはすべて大島で採れた食材を使っているそうです。
素朴な中にもこだわりがあって、その丁寧さが釣った魚の料理にも現れていました。

釣った魚を料理していただき、お腹いっぱい食べて2,000円。大満足の内容でした。

さいごに

今回は福岡・大島で「半日で楽しめる!釣って食べる離島の釣り旅」を体験してきました。

福岡近郊にお住まいの方や、福岡旅行でちょっと変わった体験がしてみたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょう。

本プランの概要

<お勧めの時期>
年中
<本プランでお世話になったお店>
・釣り:うみんぐ大島
・食事:三好屋
<本プラン全体の予算目安>
・釣り堀:約6,300円(3時間強の釣り、竿などレンタル、餌代を含む)
・調理:約2,000円
※釣り堀は同伴者は1人1,630円。小学生は割引があります。
※料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
<本プランのスケジュール目安>
・午前と午後の2プランあり。(季節によって時間やプラン数に変更があります)
7:40 神湊港からフェリーで出発
8:05  大島着
    荷物をトラックに預け、徒歩でうみんぐ大島へ
8:20  うみんぐ大島着
    受付をして釣り堀へ移動
8:40  レクチャーしてもらって釣り開始
12:00 釣り終了
    釣った魚を〆てもらい、三好屋さんに渡す
12:15 片付けをして三好屋さんへ移動
12:40 三好屋さんで釣った魚を食べる
    大島の神社などを巡って帰る
※時間は目安です
※釣り堀は12:00より早くあがることも可能です。フェリーの時間を見てスケジュールをたてましょう。
※混み合っている際は調理など時間がかかることがあります。
<オススメの持ち物>
・ウェットティッシュ
<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。