※コロナ禍の影響で博多ほたる銀座店さんでは、現在「釣った魚のお料理サービス」を停止されています。再開の予定は不明です。
釣った魚をおいしく料理してほしい。
しかもできれば「交通の便がいい場所」で！
食べたあと帰宅するにも、ご飯から友人や恋人・家族を誘うにも「立地」は重要。
そこでこれまでも、中目黒や五反田など釣った魚を持ち込ませてくれる都内のお店を取材してきましたが、今回ついに見つけてきました。
銀座駅、銀座一町目駅、有楽町駅からそれぞれ徒歩5分ほど。
銀座ど真ん中にある、釣った魚の持ち込みOKなお店「博多ほたる 銀座店」さんです。
いつも通り、魚を仕入れる（釣る）ところから。
有楽町駅まで乗り換えなしで30分弱。
鶴見駅の、“銭湯もすぐ”の釣り船屋「新明丸」さんからレポートをスタートします。
初心者さん歓迎の釣り船で高級魚GET
今回伺ったのは、京浜東北線の鶴見駅から徒歩7分の場所にある釣り船屋「新明丸」さん。
店内に入ると若い女性が受付けにいて、その方が書いたらしい手書きのメニューボードがあります。
まず嬉しいのが、なんと女性・子供（中学生以下）は料金が半額！
もちろん竿など特別な道具は全てレンタルできますし、数に限りはありますが長靴も無料で貸して下さいます。
今回は「フグ」を選択。
いつも通り「何も持って来ていないこと」「レクチャーしてほしいこと」を伝えたら船へ。
今回レンタル＆購入したのはこんな感じ。
竿、長靴、エサ（エビ500円）、針（300円）。
船代が半額で4,500円だったので、全て合わせて5,300円でした。
少しすると船が出発！
今回は釣りスポットまで40分ほど走るそうなので、休憩室に避難。
（関東近郊などの船は大型が多く、その場合は休憩室がついています。）
千葉がうっすら見える位置でした
到着して、さっそくスタッフさんにレクチャーしていただきます。
大きなエビを針につけ、海底まで糸を垂らし、ぴくぴくっと異変があったら「えいっ！」と竿を持ち上げて、フグの身体に針を「引っ掛ける」そう。
前回フグを釣ったときと少し釣り方が違いますが、やはりフグは「引っ掛ける」のが基本のようです。
さっそく釣りスタート！
しかし最初の30分くらい、ぴくぴくっという異変がいまいち分からず。。
隣の常連さんが３匹連続で釣り上げるなか、私は0匹。
「このまま釣れなかったらどうしよう〜…」と焦っていたら。
竿先がぴくぴくっと・・・
異変発生！
「えいっ！」と竿を持ち上げるとズンッと重みが乗り、糸を巻いていったら、
大きなフグが釣れました！
「おお！デカい！それは今の時期だと最大級の大きさですよ！」とスタッフさんに褒められて、テンションが一気に上がります。
一度釣れてからは「ぴくぴく」という感覚がわかるようになり、
釣れた！
ぷくーっと膨れるフグ
また釣れた！
今度はカレイ！
と、どんどん勢いが。
隣でスタッフさんもどんどんフグを釣っていきます。
反対隣の常連さんは、おいしそうなイカもGET。
最後まで楽しく竿を降り続け、気が付いたらデデーン！
なんと9匹もぷくぷくのフグを釣ることができました。
大満足で港へ。
到着するとすぐに、先ほどのスタッフさんがフグの処理をしてくれます。
ご存知のとおり、フグには猛毒があって免許がないと捌けないため、フグを釣らせてくれる船には必ず免許保有者が在籍されています。
処理していただいた大量のフグを持って、いよいよ銀座へ！
の前に、銀座に行くのに釣りをして汗や潮水のついた身体は嫌…という方のために。
新明丸さんから徒歩5分ほどの位置にある、銭湯「潮田湯」さんへ。
シャンプー・リンスなどは受付けで販売。
タオルのレンタルがメニューにないのですが、お願いすると無料でハンドタオルを貸してくださいます。
（数に限りがありそうなので、持っていった方が良いかも）
少し古くてお風呂は2種（常温と熱い湯）だけですが、広々しているし隅々まで掃除がされており、気持ちよくリフレッシュさせていただけました。
奇麗になって癒されたところで、今度こそ銀座へ移動します。
銀座のど真ん中に釣った魚を持ち込んで
※コロナ禍の影響で博多ほたる銀座店さんでは、現在「釣った魚のお料理サービス」を停止されています。再開の予定は不明です。
伺ったのは有楽町駅から5分ちょっと。
銀座ベルビアa館の7階にあるオシャレな和食屋「博多ほたる 銀座店」さん。
急な持ち込みはNGですが、１週間ほど前までに電話で相談し、お店側の都合が良ければ引き受けてくださいます。
広々としたカウンター・オープンキッチンが目を引く店内。
釣ってきたフグを渡すと、さっそく調理を開始してくださいます。
席に着くとウェルカムメッセージ。素敵な心配りです。
注文したハイボールと共にお通しが。
荒く擦った大根おろしに、とろとろのお豆腐。
それらをつまんでいると、さっそくきました！
豪快なテッサ
どーん！と巨大すぎるテッサ。
１枚１枚が厚めに切られていて、迫力満点。
さすがプロに任せると美しいです。
そんなテッサを、これだけあるので・・・
ガーーーーッと贅沢にとっちゃいます！
バクッ！とひと口でいただくと・・・
もう、、これは、、、
「幸せ！！」意外の言葉が見つかりません。
プリップリでやわらかく甘みの強いフグの身で、口の中がいっぱい。
これはたくさん釣れたからできる贅沢！
もみじおろしにネギにポン酢がよく合って、お箸が止まりません。
「今月か来月、またフグ釣りしよう…！」と心に誓っていたら、更に運ばれてきました。
フグの唐揚げ
お塩と、おろしポン酢を添えた唐揚げがたっぷり。
これで１人前です。
まずはお塩を軽く付けて。
うわ！ほっくほくのプリプリ！
フグの旨味が塩で引き立ちます。
生の状態よりも少し身が引きしまり、噛むごとにじゅわっと美味しいエキスが滲み出します。
おろしポン酢で食べると、味が締まってまたジューシーに。
甲乙付けがたい美味しさでした。
カレイの煮付け
箸休めならぬ、フグ休めにカレイが煮付けで。
出汁の効いたお醤油ベースの優しい味わいで、これまた美味しい。
お酒がついつい進みます。
フグチリ
最後はフグの身がたっぷり入ったお鍋。
1人に１鍋で、写真だとそんなに大きく見えませんが、ボリュームたっぷりでした。
このお鍋のスープがまた感動級に美味しくて…。
フグの骨で出汁をとり、軽く薄口醬油と酒・みりんだけで味を整えたというスープは透き通る美しさ。
ひと口飲むと、その出汁の美味しさに身悶えてしまいます。
香りもバツグン。
身はホックホク。
一緒に入った野菜にもフグの出汁が染み込んで、感動しっぱなし。
スープまで残らず完食しました。
これだけ手のこんだ美味しいコースを出して下さり、しかも銀座の一等地。
ですが調理代は、たったの2,500円！
リーズナブルなお値段にびっくりです。
とにかく抜群の立地にあるお店なので、恋人や友人・ご家族と、気軽に訪れてみてはいかがでしょう。
釣った魚のお料理はもちろん、通常メニューも美味しそうなので、途中でお肉やご飯ものが欲しくなっても安心です。
最後に
中目黒、五反田に続いて、今回は銀座の「釣った魚を料理してくれるお店」をご紹介しました。
釣りは釣るだけでなく、「その後に食べたり、みんなでワイワイするのが楽しいんだ！」という魅力をお伝えできるよう、これからも都内はもちろん、全国のお店を発見＆レポートしていきます。
みなさま、ぜひ「自分で釣って、美味しく食べる」にチャレンジしてみてください♪
本プランの概要
- ＜お勧めの時期＞
- 年中
※季節によって釣れる魚や釣り方は様々です。
- ＜本プランでお世話になったお店＞
- ・釣り船屋 新明丸
・飲食店博多ほたる 銀座店
※コロナ禍の影響で博多ほたる銀座店さんでは、現在「釣った魚のお料理サービス」を停止されています。再開の予定は不明です。
- ＜本プラン全体の予算目安＞
- 約9,000円
・乗船、竿などレンタル、仕掛け、エサなど合わせて約5,300円（男性：約9,800円、中学生まで：約5,300円）
・料理代で約2,500円
※船の料金などは魚種などで変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※飲食店での支払いは持込んだ魚の量や種類、ドリンクの飲んだ量などで異なります。
※掲載の料金はドリンク代が入っていません。
- ＜本プランのスケジュール目安＞
- 7:00 鶴見の港に集合
受付けなど
7:30 出港
8:15 レクチャー
釣り開始
時間はたっぷりあるので、自分のペースで休憩しながら楽しみましょう
15:00 釣り終了
15:45 帰港
16:00 銭湯
18:00 飲食店へ移動
釣った魚でお料理をしてもらう
※船や飲食店の営業時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
- ＜オススメの持ち物＞
- ・汚れて、濡れて良い服装（寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです）
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
- ＜その他＞
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。
