釣りは、釣った魚を「美味しくいただく」ことこそが醍醐味!
そこでツッテでは、釣った魚を調理してくれる飲食店さんを全国各地でたくさん紹介してきました。
しかし中には「魚を捌くことさえできたら、お家でゆっくり食べたい」という方もいらっしゃるはず。
そんな方のために、高松で素敵な釣り船さんを見つけてきました。
今回は「釣った魚を捌いてくれる釣り船」です。
こんな釣り船が全国各地に増えたらいいのに…!
まずは予約時「調理して♡」のリクエスト
釣り船はスケジュールが決まりしだい、電話などで予約するのが基本。
通常ならば「○月○日に○人で○○の船に乗りたいです。」と伝えるだけですが、今回は同時に「釣った魚を調理してほしい」旨を伝えましょう。
今回お世話になる釣り船の船長の1人は、もともとご自宅でお料理をつくる仕事をされていたため、腕も施設も揃っています。
だから予めお願いしておけば船の仕事が終わった後で、釣った魚を調理していただけます♪
初心者さん歓迎の釣り船ONE PIECE
今回お邪魔したのは高松駅から車で10分、電車なら沖松島駅から徒歩10分にある釣り船「ONE PIECE(ワンピース)」さん。
予約をしたら当日は手ぶらで港に集合♪
竿など釣りに必要な道具は全てレンタルが可能です。
だから私たちは動きやすい&汚れても良い服装さえしていけばOK。
余裕があれば、ウェットティッシュ・軍手(&ピタピタ手袋)・ペンチの3点セットを100均で購入してもっていきましょう。
(詳しい使い方はこちらから。)
お客さんがそろって準備ができたら船が出発。
そしてわずか15分ほどで今回の釣りスポットに到着しました。
ターゲットは真鯛です。
船が停まったら、さっそくレクチャーしていただきます。
船のスタッフさんが実演しながら教えてくださるので、わかりやすい。
サポートも常にしていただけるので、やってみてわからないことが合ったらスタッフさんに声をかけましょう。
釣り方を理解したら、いよいよ釣りスタート!
美しい朝焼けを楽しみながら、糸を垂らします。
と、開始10分で隣のお客さんの竿に何かがHIT!
竿先がグーーーッと海の中へ引き込まれます。
なんだなんだと糸を巻いて行くと…
エイ!
水族館で見ている分にはかわいいですが、刺されると大変なので、網ですくって海へ返します。
続いては船の後ろの方でまたまた何かがHIT。
今度は、今回の大本命「真鯛」が釣れたようです。
私も釣りたい〜!とがんばって糸を垂らしていると、私の竿もググッググッグググッと垂直に海へ引っ張られます。
これは!と糸を巻き上げると、
サイズこそかわいらしいですが、色艶の良い美人な鯛が釣れました♡
胴回りはふっくらしているので、きっと美味しいはず。
釣れた鯛は船に備え付けの大きな水槽で泳がせたまま保管します。
「もっと大きいサイズも釣るぞ〜」と張り切る私。
しかし釣りたい!という気持ちが強すぎて海中まで伝わるのか、竿はしーん…と静かなまま。
周りでは「マゴチ」など鯛以外の魚も釣れていました。
「うーん、釣れないなあ。」そう気を抜いた瞬間、私の竿がグイングインと海へ引き込まれます。
慌てながらも慎重に糸を巻いて行くと…
やったーーーー!やっと良いサイズの真鯛を釣ることができました。
これはお造りとかにしたら華やかそう♪
満足なサイズが釣れたことで気を抜く私。
すると、また竿がグググググーッと海へ引き込まれます。
今度は何だ!?と糸を巻いて行くと、
お腹まわりがブリンブリンの、大きなキジハタ。
キジハタは真鯛よりずっと高級とされており、船長や他のお客さんたちからも「すごいね!」「それは美味しいよ!」と絶賛されました。
前半はどうなるかと思ましたが、結果、大満足で港へ戻ることができました。
船長に魚を捌いてもらおう♪
港へ帰ったら、魚の調理ができる船長さんの帰りを待ちます。
船によって帰りの時間にバラツキがあるので、多少待つ可能性があることは理解してきましょう。
この日は40分ほど待ちました。
船長さんが戻って来たら、調理場のある場所へ移動。(車で5分ほど)
もともとお惣菜などを作っていたという施設の一角で、すぐに魚を捌いてくださいます。
調理代は1枚ずつかかります。
3枚卸しが800円、お刺身&あら炊き用処理が1,500円、姿造りは3,000円になります。
さすがもともと調理のお仕事をされていただけあって、鮮やかな包丁さばき。
一瞬で真鯛がお造りに姿を変えました。
捌いてくれた船長さんと1枚。(真鯛が神々しすぎて、色が飛んでました。。)
これならお家に帰ってすぐに食べられます。
今日の楽しかった思い出を振り返りながら自分で食べるのも良いですし、ご家族や友達にも最高のお土産になりそうです♪
真夏など気温によっては衛生上の理由で「お刺身はNG」など制限があるそうなので、詳細は釣り船へ直接お問い合わせください。
さいごに
今回は「釣った魚を調理してくれる釣り船」を体験してきました。
地域のお店で食べるのもオススメですが、こうして持ち帰るのもひとつの楽しみ方。
全国でさまざまな選択肢が増えて、より誰もが気軽に釣りを楽しめる世界になったら嬉しいです♪
本プランの概要
- <お勧めの時期>
- 年中
- <本プラン全体の予算目安>
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約11,000円+800円〜
・釣り船代:11,000円(小学生9,000円)竿などのレンタル代も全て含む。
・調理代:3枚卸しが800円、お刺身&あら炊き用処理が1,500円、姿造りは3,000円
※料金は変更になる可能性があります。詳細は直接お店にご確認ください。
- <本プランのスケジュール目安>
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5:30 港に集合
竿などを借りて、準備ができしだい出港
5:45 レクチャーを受けて釣り開始
時間はたっぷりあるので、休憩を挟みながら自分のペースで楽しみましょう。
14:30 釣り終了
14:15 帰港
後片付けなど
15:20 魚を捌いてくれる調理施設へ移動
調理していただいた魚を持って解散
- <オススメの持ち物>
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・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。更に手にフィットする薄手の手袋を中にすると、ニオイがつくのも防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
- <その他>
- ・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。