【新潟の直江津は釣り人天国♡vol.2】町ぐるみで釣り魚持ち込みOK!「おしゃれイタリアン」贅沢ランチ


釣りは「釣ること」も楽しいけれど、「釣れた魚を食べる」ことこそ醍醐味♡

ということで“釣って食べる”がやりたい方にオススメすぎる町、新潟【直江津】の体験記vol.2です。
vol.1 深夜食堂編はコチラ

vol.1でもご紹介しましたが、なんと直江津では地域の振興局が音頭をとり、町ぐるみで「釣り魚の持ち込み」を企画!

現在、割烹・居酒屋・イタリアン・魚屋など7店舗が加盟しており、今後ますます参加店舗を増やしていくそう♪

旅行など地方で釣りをしたとき、「せっかく魚を釣ったのに、食べられるところもないし持ち歩くのも大変。どうしよう…。」なんてことがありますが、直江津なら「すぐに美味しく食べる」ことが可能です。

持ち込める時間もランチタイムから深夜まで、いろんなお店があって便利♪

今回はランチから持ち込みOKのおしゃれイタリアン「オステリア サカヅメ」さんへ行ってきました。

カッコいいシェフが目の前で捌いてくれる絶品コース♡ぜひお楽しみください。

直江津で手ぶら&初心者歓迎の釣り船


やってきたのは新潟県・直江津駅から車で10分弱の直江津港
Vol.1でお世話になった釣り船「えびす屋」さんの並びから出港する、同じく初心者さん大歓迎の「さとみ丸」さんです。

さとみ丸さんも竿などの道具を一式レンタルさせてくれ、レクチャーもしてくれるので初めてでも安心。

赤い服が船長。早朝便で大物を釣った客の魚を計量中

船長は一見、かなり強面(こわもて)でドキドキするのですが…

急な天候の変化で大雨になるかも…という予報を聞いて、ご自身のウェアを貸してくれる、とっても優しくてチャーミングな方でした♡

常連さんがセッティングを手伝ってくださいました。

竿などはあらかじめ電話でお願いしておくと、船まで持ってきてくださいます。

準備ができたら、さっそく出港!
20分ほどで今回の釣りスポットに到着しました。

船長に借りたウェアを着て、気合いを入れる!

ちなみに今回は「真鯛→ヒラメのリレー」という、2つの釣りを楽しめるプランを予約。
どちらも大物&おいしいお魚なので、わくわくです♪

新潟の海の実力は…!?


まずは真鯛からスタートということで、さっそく船長から釣り方のレクチャーを受けます。


エサはエビ。まさにエビで鯛を釣るというわけです。

開始して10分ほど。船長が「真鯛出てきたよ〜」というアナウンスが聞こえたと思ったら、隣の常連さんの竿がぐぐぐぐーっ!


重そうな糸を巻いていくと、海面に影が見えてきて…


さっそく立派な真鯛をGET

羨ましい〜!と自分の竿を見つめていると、私の竿もぐぐぐぐーっ!


糸を巻こうとすると…え、重くて巻けない。。汗

何かに引っかかっちゃったのかな?と動揺していると、船長から「それ釣れてるよ!巻いて巻いて!」と声が。

ひーひー言いながら糸を巻き上げていくと…


ドドドドーーーン!!!
巨大な真鯛!

4kgを超す大物をいきなり釣り上げちゃいました。

これには船長も周りのお客さんも「すごいじゃん!」と拍手をしてくださいます。
新潟の実力を感じて、私も大満足!

なのですが、、、

目にブルーのアイシャドウは女の子

この後も釣れる釣れる!

ギュウギュウで不満そうな真鯛たち

1〜2kgサイズの食べごろな真鯛がどんどん釣れて、私の足元の大きな水槽は気付けば満杯
真鯛たちが「これ以上は入んないから、もう釣るんじゃないよ」という顔でこっちを見てきます。

そんなタイミングで、「そろそろヒラメに移りまーす」のアナウンス。


エサを生きたアジに変えて、ヒラメ釣りのスタートです。

気付けば夜に…

この辺りから大雨が降ってきてほとんど写真が撮れなかったのですが、結果はこんな大きなヒラメが2枚

Vol.1と同様、竿先に「ぐぐっ」と言う反応が現れてからが勝負で、船長や常連さんたちにアドバイスをいただきつつ、楽しく釣ることができました

ヒラメが入って、さらにギュウギュウ詰めになった水槽と共に港へ。
大満足すぎる結果となりました。

この時点で時間は夜の22:00。
夜に持ち込める飲食店もありますが、今回はランチに持ち込むことにして宿へ向かいました。

ランチから贅沢コースで大満足♡


翌日訪れたのは直江津駅から徒歩8分にある「リストランテ サカヅメ」さん。

こちらはオシャレなイタリアンで、観光客はもちろん地元の方たちにも人気です。

通常営業は12:00からですが、営業時間に入るとバタバタするため少し早めに…と電話で伺い、11:30にお邪魔しました。

シェフがダンディーで素敵♡

大量に魚はいますが、1人では食べきれない&残りの魚は別で持っていきたいところがあったので、1kg台の小ぶりな真鯛をお預けしました。


こちらのカッコいいシェフがカウンターキッチン越しに、手早く料理してくださいます。

少し待つと、次々に美しい料理が出てきました。

真鯛のカルパッチョ


美しい盛り付けに、まず感動!自分ではこうはいきません。
真鯛にベビーリーフ、トマトに数種の木の実が乗っています。


そして見た目だけでなく、味わいも抜群♪
ちょうどいい塩味・酸味が真鯛の甘みを引き立ててくれ、もっちりした舌触りが幸せ♡


軽くかかった胡椒がぴりっと最後を締めてくれるので、いくらでも食べられそうです。

真鯛のカマのオーブン焼き


さすができるシェフは材料を無駄にしません。カマもステキなお料理に!


オーブンでじっくりと焼かれ、旨味と水分がしっかりと閉じ込められた身はふわっふわでジューシー。
噛むごとに旨味エキスが滲み出してきて、たまりません!

頬や目のまわりなど、濃厚な部位も残らず食べられて最高です。

真鯛のアクアパッツア


真鯛だけでも濃厚なのに、アサリの出汁もしっかりときいて、旨味の凝縮具合がすごいことに!

鯛の身を食べると、中からも外のスープからも「美味しい」が溢れてきて、思わず悶えてしまいました。


しかも、こんな嬉しいオマケ♡白子まで入っていました!
ぷりっぷりでクリーミーな白子に、鯛とアサリの旨味がまとわりついて、表現できないほどの美味しさです。


このスープを1滴も残したくない!そう思ったとき、ハート型のバゲットが出てきました。さすがすぎます。

スプーンですくいつつ、真鯛にからめつつ、パンも浸して、お皿がピカピカになるくらい食べ尽くしました

ランチから贅沢すぎる、美味しすぎるフルコース
こちらでお料理代はなんと、たったの2,000円!!

そして途中からいらっしゃった近所の常連さんたちに「その真鯛、釣ったの?すごいね!」「その料理おいしそうだね!」「東京からきたの?そしたら○○ってお店がオススメだよ」など、楽しいお話をたくさんしていただき、心まで大満足になりました。

最後に

vol.1の「深夜食堂」さんも楽しかったですが、ランチから贅沢をするのも最高でした!

直江津にはこの他にも、釣った魚を料理してくださるお店がたくさんあるので、いろいろ試してみるのがオススメです。

地域で釣ったお魚は、せっかくなら地域で美味しく食べたい
そんな望みを叶えてくれる、ステキすぎる地域を巻き込んだお取り組み。

「釣り」や「魚」を媒介に、地域の人たちと触れ合えるのがまた魅力です。

初心者さんに優しい釣り船もあるので、ぜひ気軽に遊びにいってみてください♪

本プランの概要

<お勧めの時期>
年中
<本プランでお世話になったお店>
・釣り船 さとみ丸
・飲食店 オステリア サカヅメ
・魚持ち込みOK企画 地域振興局
<本プラン全体の予算目安>
約15,000円(男性は約18,000円)
・釣り船:竿・エサなどレンタル込みで約13,000円(男性は約16,000円)
・飲食店:調理代で約2,000円
※船の料金は魚種や時期で異なるため、予約時に確認してください。
※飲食店での支払いは持込んだ魚の量や種類、ドリンクの飲んだ量などで異なります。
<本プランのスケジュール目安>
13:00 直江津漁港に集合
    受付け・竿などレンタル
14:00 出港
14:20 レクチャーを受けて釣り開始
    時間はたっぷりあるので、自分のペースで休憩しながら楽しみましょう
21:30 釣り終了
22:00 帰港
〜宿泊。翌日へ〜
11:30 リストランテ サカヅメへ
    釣った魚を料理していただいて食べる
※船や飲食店の営業時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
<オススメの持ち物>
・汚れて、濡れて良い服装(寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです)
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。親指、人差し指、中指を第一関節くらいまで切り取ると細かい作業がしやすい。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。アネロンが特にオススメです。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。
<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。